「変わりたい」「このままじゃダメだ」「人生に何かが足りない」こんな風に思った時、人は自己啓発本に手を伸ばすことが多々あります。もちろん日頃から自己啓発本が好きな人もいるとは思いますが、ついつい自己啓発本って「意識高い系」の人っぽくて、日頃躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか。
自己啓発本が好きな私はこれまでにも数々の自己啓発本を読み、読んで満足したり内容を実践したりと色々してきましたが、圧倒的にお勧めなのが本日紹介する「夢をかなえるゾウシリーズ」です。
自己啓発本が苦手な人も楽しく、かつ理解しやすい内容で読みやすいので、今躊躇しているものの人生を変えるヒントは欲しいと思っている方は是非読んでみて欲しいです。
夢をかなえるゾウとは
夢をかなえるゾウは、水野敬也さん著の、インドで有名な「ガネーシャ像」が擬人化ならぬ擬大阪神化?されている物語です。どのシリーズも共通して、夢を持っているけどくじけそうな人や人生うまくいかずに悩んでいる人の元に、ある日突然ガネーシャが人間の格好をして現れ、様々な「課題」を出し、主人公の人生を劇的に変えていくといった流れの構成になっています。
物語調なのですが、その中にはしっかりと日々生きる上で大事なヒントが伝えられており、読み手のこっちも主人公と一緒に課題にチャレンジしていくことができるんです。
登場する神様は実はガネーシャだけではなく、シリーズによって死神が出たり、お釈迦様ならぬ「シャカ」、そして貧乏神、ガネーシャのお父さん役でシヴァ神など、いろいろな神様が登場します。
権威があるはずなのに全く権威を感じられない、むしろ突っ込みどころ満開だったりするのですが、それがあるからこそ深刻に読むというより、楽しみながら人生のヒントを多数得られる内容になっているんです。
最新作は「夢をかなえるゾウ 0(ゼロ)」で、2022年5月に出版したばかりです。この5シリーズの、アラサー女に刺さる本のお勧めを紹介したいと思います。
アラサー向け夢をかなえるゾウシリーズNo.1:夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え
アラサー女子に読んでほしい夢をかなえるゾウシリーズNo.1はやはり「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」です。表紙のキャッチコピーにも「仕事と恋愛に効くスパイシーな教えやで」とあります。
登場人物が女性社員なのですが、この女性社員が、ちょっと前の私か?と思わせるくらい共感してしまうんです。
今後の自分の未来はどうなるんだろうと思い占いに行ったり、運気が良くなると聞いてブレスレットを買ったり・・・。周りは結婚していくのに自分には彼氏すらいないといったシチュエーションだったり・・・。もはや耳が痛いです。
さらには勤めている会社も特に熱意があっているわけではなく、ただただ日常として「とりあえず働いている」状態。私も前の会社で勤めているときは、ただただお金をもらうために好きでもない事務作業をこなしている日々でした。
おそらく日本にはただただ「特にやりたいことがないから今の仕事を続けている」なんて人も多いはず。そんな人は是非この「ブラックガネーシャの教え」を読んでほしいです。
「ブラックガネーシャの教え」のアラサー女子に響く名言一部紹介
自分の収納やパソコンのの中にはほんまにほしいものだけ入ってるんか?もしそうやないんやとしたら、自分が本当に欲しいと思ってるモンは一生手に入れられへんで。部屋の大きさが限られてるみたいに、自分が持てるもんも、生きてる時間も全部限られてるんやからな。
→自分に本当に必要なものを選別し、それ以外は捨てなさい、ということ
できるできないを判断するんやなしに、やりたいことを口に出してしまうのがポイントやねん。そしたら後に引けんようになって頑張るから。
→他人に宣言することで自分を追い込む
苦しみを楽しみに変えるにはな、苦しみを乗り越えた時手に入れられる楽しみを考え尽くさなあかん。そんで、苦しみを超える量の楽しみを見出した時、苦しみは楽しみに変わるねんで
→目の前の苦しみを乗り越えた時の楽しみをしっかりかき出して可視化する。
アラサー向け夢をかなえるゾウシリーズNo.2:夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク
アラサー女子に読んで欲しいNo.2はこの「夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク」です。平凡な、夢のない会社員の元にガネーシャが君臨します。
「夢が持てない」「夢って必要なの?」と思っている人に、夢の大切さを教えてくれる1冊です。
どうしてもアラサー女性は、周りの評価を気にして「結婚しなきゃ」「子供を産まなきゃ」など、仮に自分が今望んでいなくても望んでいる「ふり」をしなければいけない場面も多いでしょう。
さらには失恋や、仕事でうまくいかなくてつらい、といった上手くいかない日々に悩むこともありますよね。そんな周りの評価を無意識に気にしてしまう、今の状況に悩んでいる人にも是非読んでほしい1冊です。
「ガネーシャと夢を食べるバク」のアラサー女子に響く名言一部紹介
周囲の評価が気にならなくなるくらい、パッションを燃やせる対象を見つけなさい。そしてまだその対象が見つかってないのなら、周囲の評価が気にならなくなる心を手に入れるのだ
→人は周りの評価を気にしすぎ、自分を出せずにいる。気にならなくなるくらい熱中できるものを見つけよう
どんな些細なことでもいい。日々の生活に初めてを取り入れなさい。そして人間は未知なるものにこそ喜びを見出す存在であることを実感するのだ
→普段買わないものを買う、違う道を歩く、些細な変化でいいから日常に「初めて」を取り入れてみる
これまで君の人生には君から自信を奪い、自分への不信感を募らせる出来事が起きたろう。苦しみ、嘆き、惨めな気持ちになる出来事がことが起きたろう。それら全てに向かって言いなさい。「君たちは伏線だ」と。ー中略ー
自分が幸せになるという自分のドラマを盛り上げるための伏線なのだと。
→全てのことは必然で、結局はうまくいくということを信じる
アラサー向け夢をかなえるゾウシリーズNo.3:夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神
アラサー女性に読んで欲しい夢をかなえるゾウシリーズNo.3は「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」です。
これは先に紹介した2作とは違い、泣けます。他の2作ももちろん涙ぐむ箇所もあるのですが、この「ガネーシャと死神」は圧倒的に泣ける回数が多いです。
というのも、主人公は、余命3ヶ月を宣告されてしまう、妻と子を持つサラリーマンなのです。妻と子供を残して死んだ後のことを心配し、生きている間にできることをガネーシャから教わり奔走します。
日頃は忘れてしまっていますが、「我々はみんな、死に向かって生きている」ということを再認識し、有意義に生きようと思わせてくれる内容です。
「私の人生なんて大したことない」「自分の人生つまらない」そんな風に思っている人こそ、一度、命の大切さ、仮に自分が余命宣告されたら残りをどう過ごすかなど、一度向き合って考えてほしいのです。
「ガネーシャと夢を食べるバク」のアラサー女子に響く名言一部紹介
今やってる仕事の中に情熱を見出していくのも大事やで。ただ、もし自分がこれまでの人生の中で情熱を燃やせる分野を本気で探してこなかったなら、一旦お金のことを脇において自由に考えてみいや。ゆうても仕事を生活の手段やって割り切った時、一番脇においていかれるのが「やりたいこと」つまり「情熱」やからな。
→日頃私たちは日常に忙殺され、自分の「やりたいこと」に目を向けられていない。あえて一旦向き合ってみよう。人生は1度きり。
自分、アリとキリギリスの童話知ってるやろ?ありは将来の不安に備えて、今を使って蓄えてる。それは悪いことやあらへん。ただ、キリギリスのように今を楽しむことも大事やねんで。ー中略ー
自分の人生に後悔せんために大事なんはありとキリギリス、どっちかの生き方に囚われるんやのうて、自分が本当に望める方を選べるようになることやねんで。
→時には受けたことのない高級なサービスを受けたり、高級なものを食べてみたりしよう。将来も大事だけど、「今」も大事であることを忘れてはいけない。
例えば心臓は自分が生まれてから今日に至るまで一回も休まずに全身に血を送ってくれている。ー中略ー
体は24時間体制で自分を支えてくれてるねん。せやのに自分はそれが当たり前や思って全然いたわってこんかったやろ。わしに言わせたら、自分は、体っちゅう従業員をないがしろにしてきた、ブラック企業の経営者やで。
→自分の体にもしっかり感謝する。何もしなくても、生きてるだけで頑張っている。そうやって自分を認めてあげよう。
アラサー女子向けお勧めの夢をかなえるゾウシリーズまとめ
正直なところ、時間があるのであれば、是非とも全5シリーズ読んでほしいです。それぞれの本に、私たちがこれから少しでも有意義に生きていけるようになるヒントが散りばめられています。
それだけためになる本なのに、お茶目な神様ガネーシャの行動が時にお馬鹿で時に食いしん坊で、親父ギャグを本気で面白いと思って発言したり、笑いを誘ってくれます。
なので、自己啓発本を読む真面目さを持ち合わせなくとも、物語を楽しみながら人生のヒントが得られるんです。
名前は知っていたものの、私は33歳になって初めて読みました。もっと早く読めばよかったと非常に後悔しています。
夢をかなえるゾウシリーズの一番お勧めの読み方
一番のお勧めは、1ヶ月無料体験できるアマゾンオーディオブック(Audible)を使って音で読むことです。
というのも、筆者2番目のお勧めの最新作「夢をかなえるゾウ0」は、Audibleでは無料で聴けますが、Kindleだと1663円します。これ以外のシリーズは、Kindle Unlimitedでも読めるので、オーディオブックとの差はこの1作品です。
ただ、お得かどうかだけでなく、音声だと、ガネーシャがリアルにイメージできるんです。朗読の人がうまくて本当にガネーシャが近くにいるように感じられました。
あとは、活字を読むのが苦手な人も、電車の中や洗濯物を干す時など「ながら聞き」しながら楽しめるので、非常に効率よく読書を進めることができます。
「オーディオブックってなんやねん!」と私も長いこと思ってきたのですが、実際に使い出すと無料キャンペーン期間だけでは物足りず、なんだかんだずっと契約(月額1500円)して楽しんでいます。
気に入らなかったら無料期間で解約できるので、ノーリスクです。この5作品読むだけでも相当な元が取れますよ!
二番目のお勧めの読み方は、Kindle Unlimitedです。月額がオーディブルより安く(980円)、スマホやタブレットからも読むことができ、メモしたい部分にハイライトなどを入れて後から見返すことができます。(ハイライト部分は解約後も見れます)。
メモを気軽に取りたい人はKindle Unlimited向きと言えるでしょう。
ちなみに自己啓発関連で人生を改善したい場合は「親子の法則」も必見です。レビュー記事はこちら。
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[…] 夢をかなえるゾウのオススメトップ3もまとめているのでよければ参考にしてみてくださいね! […]