嫌だと思う出来事はヒント?インナーチャイルド・過去の傷を癒す簡単な方法

人生せっかくなら、楽しく面白く、常に幸せで生きていたい。

ただ、そこには絶対他人が必要だし、よほどの成功者でもない限り、好きな人とだけ関わって生きていくというのは難しい。

時には嫌な職場で働かないと行けなかったり、人間関係で苦労したりする。

今日は、ワーホリのバイト先でずっと感じていた違和感と過去の嫌な体験がマッチして納得したので、深夜1時半になってこのブログを書くことにした。

目次

傷ついてるわけじゃないけど、すっごく居心地悪い体験

私は今ニュージーランドでアルバイトとして学生と移民に囲まれてとあるレストランで働いている。

そのレストランはニュージーランドにも関わらず、ある国出身の人たちが7割で成り立っている。

当然その国出身同士の人は英語ではなくその現地の言葉で話す。これは仕方がないのかもしれない。

私は英語環境で働きたかったので、とりあえず日本食レストラン以外で探したのだ。

まあアルバイトなので、当然学生とも働くことになる。

学生の頃を思い出してほしい。恋愛の話、授業の話、試験の前のやばいよ話。たくさん楽しい話題がある。

そしてそれは学生同士でして、盛り上がる。つまり学生と非学生の間には見えない壁がある。

国の壁と学生の壁。見えないダブルウォールが私の前にはあった。

誰も私に対して酷いことを言ったり、態度をとったりするわけではない。

でも学生が多いので私以外で話をして盛り上がるということはしょっちゅうあった。とある国の人同士は話しかけてもくれるけど、自国の仲間が会話に加わったらいつのまにかその人たちだけで話すという状況。

職場において、私は孤独だった。言葉は悪いが、「陰キャ」だと思う。

働いて2カ月。ずっとこの居心地の悪さはあるままだった。居心地が悪い、いい思いをしない、なんとなく考えてしまうというのは、過去に自分が嫌な思いをしたことが今の世界で再生されてるって聞いたことがある。

でも一体それはなんなのか?分からなかった。

独り言で気持ちを整理していくと中学の頃の記憶と繋がった

仕事から帰ってきて、なんとなく久しぶりに一言をつぶやいてみた。

「別に仲間に入りたいわけじゃない。でもあそこまで取り残されるとすごく嫌だ、どこの記憶だろう?」と。

私が人生の中で嫌な思いをした時間は、そんなに長くはない。でも私は中学だけは二度と戻りたくないと思っている。

だから思い当たるのは中学くらいだった。小学校の時に3日くらい無視されたこともあったはずだけど、順番に無視されるブームのようなものだったのでそこまで深く傷ついてはいないからだ。

中学の中で、自分が孤独になって怖い思いをした体験を探してみた。そうすると私は修学旅行に行きついた。

中学生といえば、まだ「ぼっち」は絶対に怖いというフェーズ。トイレ行くのも教室移動も、必ずみんな一緒だった。修学旅行ならなおさら、仲いいグループで行動するに決まってる。

残念ながら私は中学3年生の時、本当に気が合う友達っていうのはいなかった。もちろんそれでもグループに属さないと怖くてたまらないので、属しているグループはあった。でも当然、別に気が合っているわけではないので、向こうからしても私はなんとなくグループの人ぐらいだったと思う。

修学旅行2日目、自由に仲いいグループで回る時間があった。私の頭の中は「一人になったらだめだ!誰かについていかなきゃ!この2人から離れたらだめだ」という思いでいっぱいになっていた。と同時に「本当はこの子たちは2人で回りたいのかな。私誰にも属してないな」ということも思っており、それを指摘されるのも怖くて仕方なかった。

その時の記憶は今まですっかりわすれていたけど、当時は相当怖くて嫌だった。その記憶が今回の「本当は一人だけ疎外感味わうのは嫌だ」と思った経験と一致したのだ。

つまり、癒されるべき過去「中学生」の嫌だった一コマが再生されたのである。

嫌な過去の再生時、どうすればいいのか【インナーチャイルドを癒す】

この過去の嫌な体験の再生が起こった時にはいったいどうすればいいのか?

それはその場の自分を頭の中で記憶として呼び起こし、「大丈夫だよ」と癒してあげることだそうだ。

これは私も最近聞いたり読んだりした情報の中で総合した結果だ。インナーチャイルドというのは、大体は5歳くらいまでの記憶の中で嫌だったことが残っていて時折今の自分の生活の中で同じ体験が見られ、癒す必要があるのだが、場合によっては大人になるまでの長い期間で埋め込まれた傷もある。

私の場合は少し遅いが中学校の記憶なのだ。もちろん幼少期の癒すべき部分もあるけれども。

目を閉じて、記憶で過去に戻り、その場の自分に声をかけて癒す。これが大事だそうだ。

過去に戻ってインナーチャイルドを癒してみた

実際に過去に戻って、インナーチャイルドをしっかり癒してみることにした。

思い出したくもない修学旅行2日目にさかのぼる。もう20年も前の話だ。目の前には2人で楽しく話しながら歩く友達の姿が。私は必死に、1人にならないように存在感を出し過ぎずついていく。

自然と眉間にしわが寄る。思い出したくないもの。一生忘れてたい、なんならなかったことにしたいんだもの。

そして私は自分に話しかけた。「嫌だったよね。一人になりたくなかったよね。大丈夫よ。私は絶対◎中とは関わらないから。二度と会わないから」と。

あの時の中学の自分は学校が社会のすべてだったから、とにかく嫌われず、誰かと一緒、でいたかったのだ。だからこそ少しでも一人になりそうな自分に焦って、一生懸命残りの2人について行ってたのだ。

自然と涙があふれる。今書いててもやっぱりまだいい気はしないけど、アウトプットは大切なので残すことにする。

そして気持ちが落ち着いたら目を開ける。やるのはこれだけ。

すごくつらい記憶だけがインナーチャイルドではない

これは私の持論だが、インナーチャイルドを癒すなんていうと、過去に放ったらかしで育てられたり、虐待されたり、いじめられた人が持つ記憶のように思う人もいるけどそうじゃない。本当に些細な事でも、当時自分自身が傷ついていて、癒されないまま見なかったふりをしていたことなら、癒す必要があるかもしれない。

普段普通に生活しているだけでは、このインナーチャイルドには気づけない。このインナーチャイルドに気づくチャンスは「嫌な事があったとき」なのだ。

何故嫌なのか?なんで心がもやもやするのか?ここで答えを探すのを諦めるのではなく、とりあえず過去に似たような記憶がなかったか少しでも探してみる。

繰り返し似たような体験をすることでふいに私のように思い出すこともあるからだ。

そして思い出したら、癒すまでがセットなので、その場で癒せないならメモだけとっておいて、1人の時間にやってみて欲しい。

記憶って言うのは無数にあるから、この記憶を癒しただけでインナーチャイルドが癒されたことにはならないけど、この積み重ねで自分自身のこれからが変わっていくのだ。今嫌だと感じていることが何でもないことに変わっていくのだ。

これが分かっただけでも、私は今回レストランで働いてよかったかもしれない。

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